植物からいただく色

01.29

独自に研究を進めている、”草木染めろうそく”。

 

植物の特性に合わせて、生葉を煮出したり、乾燥したものを使用したり、

 

専門家の方にご協力いただいたり・・・。

 

植物が秘めているすてきな色をどうしたら分けていただけるのか、日々試行錯誤しています。

 

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余談ですが、「”色をいただく”という表現がすてきですね。」とおっしゃっていただいたことがあり、

 

とても嬉しかったのを、いま書きながら思い出しました。

 

ロウも、植物の色も、香りも、そのほかのものも、、、

 

材料は大切に使い、素材のもつ魅力を十分にお届けできたら…という思いで作っています。

 

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植物そのものからいただく色には、濃淡に関わらず、深みがある気がします。

 

ひかりのようなものを宿しているようにも見えます。

 

どんな色でも美しくて、心惹かれる 何か があるのです。

 

その美しい色を、布や、紙や、食べ物など、色々なモノにうつしとるように、

 

ロウという素材を染めてみたい・・・そう思っています。

 

人工的な染料・顔料の手軽さとは対極にあるけれど、

 

”いただいた色”を眺めていると、気持ちがとても豊かになります。

 

きちんと手をかけて作ったごはんを、味わって食べるような感覚。

 

言葉でうまく表現しがたい感覚ですが、共感・共鳴してもらえる方がきっといると信じて。。。

 

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この記事に載せた写真は、藍色と茜色を混ぜてみたもの。

 

並べてみたら、とてもまろやかなグラデーションが生まれました。